ソイロンとは?生分解性ティーバッグってなに?

2022年8月16日

こんにちは、Hammy'sです!前回のブログで「ティーバッグは体に悪い?お茶を入れるとマイクロプラスチックが116億個飛び散る」と、ティーバッグについて書きましたが、今回は記事内でも紹介した「ソイロン」について紹介します!

ソイロンとは?

ソイロンとは、植物(トウモロコシ)のデンプンを原料にした繊維素材のことです。環境や身体のことを考えられて作られた新しい素材で、ティーバッグのフィルターなどに使用されています。

引用:山中産業(株)

  1. 植物のデンプンを原料として、乳酸発酵及び重合化(ポリ乳酸)などの工程を経て、繊維化して織り上げられた製品です。均一な目開きで通水性に優れているので、リーフ用ティーバッグフィルターに最適です。
  2. 熱湯抽出で有害な物質は検出されません。食品衛生法の食品・添加物等の規格基準(第370号)にも合格しています。
  3. 土中に埋設すると、加水分解した後、微生物によって完全に分解され、最終的に水と二酸化炭素になります。分解速度は土壌の温度、湿度、PHや微生物の種類と数により、大きく異なります。
  4. 燃焼時には有害ガス(ダイオキシン等)を発生せず、通常のプラスチックと比較して、地球温暖化ガス(二酸化炭素)の発生も少ないです。
  5. 素材のポリ乳酸には静菌性と防カビ性があることが報告されています。
  6. 再生可能な植物を原料としており、持続可能な社会の発展に貢献します。このことから、グリーンプラマーク[No.243]を取得しています。また、欧州・アメリカではコンポスト施設での推肥化が可能であることの認証を取得しています。

 

つまり、ソイロンは完全分解されるので、ゴミになっても完全に土に還る地球環境にとってもやさしい素材ということです。

最近、ティーバッグフィルターでソイロン製ティーバッグを使用しているお茶や紅茶が増えてきています。ソイロン製ティーバッグが増えて生きている理由は、実は従来のティーバッグは環境だけでなく、人間の身体に悪いのではないかと言われているからです。

紅茶のティーバッグから116億個のプラスチックが検出

お茶のティーバッグの多くはプラスチックを含む素材を使用しており、2019年に、ティーバッグにお湯を注ぐと約116億個のマイクロプラスチックが飛散していることが分かりました。

参考:Science News

マイクロプラスチックは、人間では消化することが不可能で人体に蓄積し悪影響を及ぼすのでは?と考察されています。まだ人体への影響は不明とのことですが、ミジンコは身体構造や行動に以上が出たそうです。

生分解性ティーバッグとは?

ソイロンの他にも生分解性ティーバッグは存在しますが、そもそも生分解性って何?という方も多くいらっしゃると思います。

生分解とは、微生物などの力で有機化学物質が完全に分解され、水や二酸化炭素に還ることです。

つまり生分解性ティーバッグは、地球に還る環境にやさしいティーバッグのことです。

ソイロンは環境にもからだにもやさしいティーバッグ

Hammy'sのオリジナルブランドTassas無農薬栽培茶シリーズは、すべてソイロン製のテトラ型ティーバッグを使用しています。

熊本県で無農薬栽培された茶葉を使用し、安心安全にお茶を楽しむことができます。やぶきた種をメインとした緑茶と、国産紅茶の和紅茶の2種類を販売しています。

水出しでもお湯出しでも美味しく飲めますので、是非チェックしてみてください。

緑茶は一番茶を強めに火入れし、白折れをブレンドしました。無農薬で育った自然の茶葉の香ばしい味わいを楽しめます。

 

紅茶は二番茶を完全発酵させて日本の紅茶「和紅茶」として仕上げました。 どこか日本茶の風味を感じることのできる飲みやすい紅茶です。

和紅茶についてはこちらの記事を参考にしてください
和紅茶とは?