ティーバッグは体に悪い?お茶を入れるとマイクロプラスチックが116億個飛び散る

2022年8月9日

こんにちは、Hammy'sです!

ここ数年「ティーバッグが体に有害なのではないか?」と話題になっているのをご存知でしょうか?

ティーバッグでお茶を淹れると、急須やティーポットを使わないで簡易的にお茶を楽しむことができますが、実は「身体に悪い」というネガティブな情報が話題となっています。

当店でもお茶や紅茶やコーヒーなど沢山の飲み物を取り扱っているので、気になるところです。

 116億個のプラスチックが紅茶のティーバッグから!

2019年9月にアメリカ化学会より「Plastic teabags release microscopic particles into tea(プラスチック製ティーバッグはマイクロプラスチックをお茶に放出する)」と発表しました。

なんだか難しそうな話ですが、お茶のティーバッグの多くはプラスチック製の素材を使用しており、ティーバッグにお湯を注ぐと約116億個のマイクロプラスチックが飛散するというとのことです。

参考:Science News

また、現在人体への影響は不明とのことですが、ミジンコは身体構造や行動に以上が出たそうです。

身体に悪いかどうかはまだ分かりませんが、身体に良くはなさそうですね!

そもそもマイクロプラスチックってなに?

海洋プラスチック問題

マイクロプラスチックとは直径5mm以下のプラスチックのことです。プラスチックは自然分解することはなく、地球上でも海や山など自然の中に捨てられていることが大きな問題になっています。もちろん人間の身体も分解することはできません。

プラスチックには、

  • ポリエチレン(玩具や洗剤ボトルなど)
  • ポリプロレピン(ペットボトキャップなど)
  • ポリスチレン(ハンガーなど)
  • ポリエチレンテレフレタート(ペットボトル)

などが代表されますが、100種類以上のプラスチックが存在しています。

マイクロプラスチックは海洋ゴミとして大きな問題となっているほか、人間が廃棄したマイクロプラスチックを魚が食べ、魚の体内にマイクロプラスチックが残留し、それを人間が食べるといった流れで、人体からも多くのマイクロプラスチックが発見されています。(怖い)

今では世界的に脱プラスチックが大きな目標となっています。

お茶のティーバッグの種類

ティーバッグの種類

お茶のティーバッグには

  • 不織布
  • ナイロン
  • 生分解性素材

などがあります。この中でマイクロプラスチック気にする方は、麻などの布素材か、生分解性素材を選択すると良いと言われています。

海外製の高級紅茶などには麻のティーバッグが使用されていますが、日本製だとあまり見かけません。

生分解性ティーバッグは近年とても注目されており、トウモロコシが原料の「ソイロン」という素材が多く使われています。

生分解性ティーバッグ「ソイロン」

まず「生分解」とは、微生物などの力で有機化学物質が完全に分解され、水や二酸化炭素に還ることです。

しかし生分解性プラスチックでも石油原料のものもあり100%環境、身体に良いわけではありません。

そんな中、ソイロンはトウモロコシのデンプンが原料のため100%分解されます。そのためソイロンは、私たち人間にも、地球環境にもやさしいティーバッグとなっています。

植物のデンプンを原料として、乳酸発酵及び重合化(ポリ乳酸)などの工程を経て、繊維化して織り上げられた製品です。均一な目開きで通水性に優れているので、リーフ用ティーバッグフィルターに最適です。

引用:山中産業

ソイロン製ティーバッグを使用した緑茶・紅茶

Tasshas 無農薬栽培茶シリーズ

Hammy'sオリジナルブランド「Tasshas」のお茶は、すべてソイロン素材のティーバッグを使用しています!

地球にも身体にもやさしいお茶として、みなさまに多く愛飲していただいております。

また、茶葉も化学肥料、農薬を不使用で栽培されているので、またまた安心安全です。

緑茶は一番茶を強めに火入れし、白折れをブレンドしました。無農薬で育った自然の茶葉の香ばしい味わいを楽しめます。

 

紅茶は二番茶を完全発酵させて日本の紅茶「和紅茶」として仕上げました。 どこか日本茶の風味を感じることのできる飲みやすい紅茶です。

和紅茶についてはこちらの記事を参考にしてください
和紅茶とは?